2017.11.20
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色の白いは・・・。
2017.11.20(月曜日)
北風が冷たく感じられる季節になりました。ゆるく巻いたマフラーからチラリとのぞくスノーホワイトのように濁りのない素肌・・・そう、冬でも目指すは透明感溢れる美肌です。そう言えば「色の白いは七難隠す」という諺がありますね。色白は昔から、美人の条件だったようです。
江戸時代には「肌を整え艶やかにする」として、洗顔に糠(ぬか)が広く使われていたそうです。美容の指南書『都風俗化粧伝』には「洗顔時、糠袋で顔を強くこするとキメが損なわれる」とか「熱すぎる湯で洗うとシワができるから、ぬるま湯で」といったノウハウまで記されているそうですよ。美意識の高さ、素晴らしいですね。
洗顔後の化粧水は「花の露」と「江戸の水」が人気だったそうです。「花の露」は野バラなどから露を抽出したもの。「江戸の水」は戯作者の式亭三馬の化粧品店から売り出されたもので「白粉がはげにくい」と評判だったとか。米のとぎ汁を寝る前に顔に塗り、翌朝洗い流すという美白テクもあったそうです。江戸時代も現代も求めるものは変らない・・・それが時代を超えた「永遠の美」というものでしょうか。